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三大疾病保険とは?病気の特徴や加入時に確認したいポイントを解説

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三大疾病保険とは?病気の特徴や加入時に確認したいポイントを解説

※記事中で言及している保険に関して、当社では取り扱いのない商品もあります。
※文章表現の都合上、生命保険を「保険」と記載している部分があります。

日本人の死因の中でも上位を占める、がん(悪性新生物)、心疾患、脳血管疾患を、「三大疾病」といいます。保険会社によって定義は異なりますが、この三大疾病に備えるための生命保険が三大疾病保険です。
ここでは、三大疾病と三大疾病保険の特徴のほか、三大疾病保険に加入を検討する際に確認しておきたいポイントなどについて解説します。

目次

日本人の死因の上位を占める三大疾病

三大疾病とは、日本人の死因で上位を占める、がん(悪性新生物)、心疾患、脳血管疾患の3つの病気のことです。厚生労働省が発表した「令和2年(2020)人口動態統計」(2022年2月)によれば、日本人の代表的な死因は、多いものから順に、がん(悪性新生物)、心疾患、老衰、脳血管疾患、肺炎となっています。
それぞれの死因による、男女別の死亡者数と死亡総数に占める割合は以下のとおりです。

■死因ごとの死亡者数と死亡総数に占める割合

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死因

死亡者数

男性死亡者数

女性死亡者数

がん(悪性新生物)

37万8,385人(27.6%)

22万989人(31.3%)

15万7,396人(23.6%)

心疾患(高血圧性を除く)

20万5,596人(15.0%)

9万9,304人(14.0%)

10万6,292人(16.0%)

老衰

13万2,440人(9.6%)

3万5,779人(5.1%)

9万6,661人(14.5%)

脳血管疾患

10万2,978人(7.5%)

5万390人(7.1%)

5万2,588人(7.9%)

肺炎

7万8,450人(5.7%)

4万4,902人(6.4%)

3万3,548人(5.0%)

※厚生労働省「令和2年(2020)人口動態統計」2022年2月

この統計から、男女ともに、日本人の死亡原因の上位を三大疾病が占めていることがわかります。また、男女合わせた総数で見ると、がん(悪性新生物)が27.6%、心疾患が15.0%、脳血管疾患が7.5%となっており、全死亡者の半数は三大疾病が死因であったといえるでしょう。
続いては、三大疾病がそれぞれどのような病気なのか、詳しく見ていきましょう。

がん(悪性新生物)

現在、日本人の死因で最も多いのががん(悪性新生物)です。1981年に、それまで日本人の死因で一番多かった脳血管疾患を抜いて以来、死亡者数は増え続けています。厚生労働省によると、がん(悪性新生物)とは以下のような病気とされています。

がんは、からだをつくっている細胞の遺伝子に傷がついてできた異常な細胞(がん細胞)が、監視する仕組みをすり抜けて増えていくことで起こる病気で悪性腫瘍(あくせいしゅよう)ともいわれます。がん細胞は無秩序に増え続け、からだの臓器にがん細胞による腫瘤(しゅりゅう)という塊をつくり、臓器の機能を低下させたりします。さらに、がん細胞ははがれやすく、リンパ管や血管に入ってリンパ節や他の臓器に転移したり、お腹の中などに撒かれるなど、全身に広がっていきます。

引用:厚生労働省「がん | 健康イベント&コンテンツ | スマート・ライフ・プロジェクト

心疾患

心臓に発生する病気を総称して心疾患といいます。厚生労働省「心疾患 | 健康イベント&コンテンツ | スマート・ライフ・プロジェクト」によると心疾患は日本人の死因で2番目に多く、その種類としては、脈の乱れを起こす病気(不整脈)や先天性の心臓病のほか、心筋や心膜の病気などさまざまです。厚生労働省によると、心疾患とは以下のような病気とされています。

心疾患には、脈の乱れを起こす病気(不整脈)や先天性の心臓病、心筋や心膜の病気などさまざまなものがあります。その中で生活習慣が原因のものが虚血性心疾患です。
虚血性心疾患は、冠状動脈が動脈硬化のために細くなってしまい、心臓を動かしている心筋に酸素や栄養が十分に行き渡らなくなることが原因です。
そのため、心筋が一時的に血液不足になって胸に痛みを引き起こしたり(狭心症)、完全に血管が詰まってしまい、胸に激烈な痛みを生じたりといった症状があります(心筋梗塞)。
なお、高齢者や糖尿病患者などでは、狭心症や心筋梗塞を発症しても痛みを感じない場合もあり、原因不明の不整脈や倦怠感などを訴える人もいます。

引用:厚生労働省「心疾患 | 健康イベント&コンテンツ | スマート・ライフ・プロジェクト

脳血管疾患

脳血管疾患は、脳の血管のトラブルによって脳細胞が破壊される病気の総称です。症状としては、脳の血管が詰まる脳梗塞と、脳の血管が破れる脳出血やくも膜下出血に大きく分けられ、脳卒中とも呼ばれます。厚生労働省によると、脳卒中とは以下のような病気とされています。

脳卒中は、脳の血管が詰まったり、破れたりして、その先の細胞に栄養が届かなくなって、細胞が死んでしまう病気です。急に倒れて意識がなくなったり、半身のまひが起きたり、ろれつが回らなくなったりする発作が起きます。
脳卒中は後遺症により生活に支障をきたすことが多く、重度の要介護状態を引き起こす最大の原因となっています。発症後、早く治療を開始すれば後遺症を軽くすることも可能です。脳卒中の疑いがある場合には、可能な限り早く病院を受診しましょう。

引用:厚生労働省「脳卒中(脳血管疾患) | 健康イベント&コンテンツ | スマート・ライフ・プロジェクト

三大疾病の特徴

三大疾病は、それぞれまったく異なる原因や症状の病気ですが、共通した特徴もあります。ここでは、三大疾病の特徴について解説します。

治療期間が長い

三大疾病の特徴として、治療期間が長いことが挙げられます。厚生労働省「令和2年(2020)患者調査」(2022年6月)によると、三大疾病の平均在院日数は、がん(悪性新生物)が19.6日、心疾患(高血圧性を除く)が24.6日、脳血管疾患が77.4日となっています。いずれも長期の入院となっていますが、中でも入院期間が長いのが脳血管疾患です。脳血管疾患の入院日数は、脳の障害で身体機能が低下することによるリハビリ治療期間が含まれるため、長くなる傾向があります。

また、三大疾病の中では入院期間が短いがん(悪性新生物)においても、退院後の定期的な検査や投薬など、長期にわたる通院が必要となるケースが考えられます。さらに、心疾患も後遺症が残ることがあり、退院後のリハビリの継続が必要になることがあるでしょう。

医療費が高くなることもある

治療期間が長いということは、その分医療費がかかるということです。例えば、がん(悪性新生物)の場合、入院日数は短くても、退院後に抗がん剤治療や放射線治療などを受ける場合、医療費は高額になってしまう傾向にあります。また、三大疾病のような大きな病気になると、治療後、元通りの生活に戻るまでに時間がかかることも考えられます。体力的にも以前と同じように働くことが難しく、収入が少なくなってしまう可能性もあるでしょう。

公的医療保険の給付には、例えば医療費の自己負担額が一定の金額(自己負担限度額)を超えた場合、その超えた部分を払い戻す高額療養費制度等があり、実際に負担する金額は高額療養費制度の利用の有無等、ケースにより異なります。

先進医療が必要になることもある

先進医療のような特別な治療を受ける可能性もあるという点も、三大疾病の特徴のひとつです。先進医療とは、厚生労働省が承認した新しい医療技術のことで、その対象となる疾病・症状(適応症)や実施医療機関が限定されています。2022年4月1日現在で84種類が先進医療として承認されています。
先進医療を希望する場合、通常の治療(診察・検査・投薬・入院など)と共通する費用は健康保険が適用されますが、先進医療の技術に関わる費用は全額自己負担となります。
また、先進医療は高額療養費の対象にはならず、入院中の差額ベッド代や食事代、通院にかかる交通費や宿泊費などの費用も健康保険は適用されません。三大疾病への備えを考えるときには、これらの費用負担についても視野に入れておく必要があるでしょう。

後遺症への対応が必要

特に脳血管疾患は、手足の麻痺や言語障害、視覚障害、感覚障害などの後遺症が残ってしまう可能性があります。その場合、リハビリなどの治療を続けなければならないというだけでなく、病気になる前と同様の生活は難しくなります。生活スタイルが大きく変わるために住居の改築が必要になるなど、それに合わせた対応と費用も必要です。

三大疾病に備える三大疾病保険

三大疾病のリスクに備えるための生命保険として、三大疾病保険があります。続いては、三大疾病保険の仕組みや特徴について見ていきましょう。

三大疾病になると保険金が受け取れる

三大疾病保険は、その名のとおりがん(悪性新生物)、心疾患、脳血管疾患の三大疾病に備える生命保険です。基本的には三大疾病にかかって所定の状態になり、契約で定める要件を満たした場合に保険金が支払われます。また、被保険者(保険がかけられている人)が死亡したとき※に予め指定された保険金受取人に死亡保険金が支払われるタイプもあります。
ただし、三大疾病にかかったからといって必ず保険金が支給されるわけではありません。支払要件は疾病や生命保険会社によっても異なるため、契約時に必ず確認しておきましょう。

※保険商品によっては、規定する「高度障害状態」に該当した場合に被保険者に対して死亡保険金の代わりに「高度障害保険金」を支払うタイプもあります。

がん保険との違い

三大疾病のうち、がん(悪性新生物)のみに備える生命保険ががん保険です。がん治療に備える幅広い保障が用意されており、手術・入院・通院給付金のほか、がん診断給付金などが保障されている場合もあります。また、対象となる病気ががんに限定されているため、三大疾病保険に比べて保険料を抑えられることがあります。

八大生活習慣病をカバーする保険との違い

八大生活習慣病とは、がん(悪性新生物)、心疾患、脳血管疾患の三大疾病に、高血圧性疾患、糖尿病、肝疾患、腎疾患、膵疾患の5つを加えたもので、普段の生活習慣が原因で発症すると考えられている病気です。膵疾患を除いて七大生活習慣病とする場合もあります。
三大疾病以外の病気を幅広くカバーしたい場合は、八大生活習慣病を対象とした生命保険を検討するのもいいでしょう。なお、三大疾病や八大生活習慣病の定義は保険会社によって異なりますので、ご注意ください。

三大疾病保険加入の際に確認したいポイント

三大疾病保険に加入すれば三大疾病のリスクに備えられますが、加入にあたって確認しておきたいポイントがあります。ここからは、三大疾病保険への加入を検討する際に確認したいポイントを解説します。

支払要件を確認する

三大疾病保険は、三大疾病になったからといって無条件に保険金が受け取れるわけではありません。生命保険会社や保険商品によって支払要件が定められているため、加入を検討するときにはあらかじめ自身で確認することが大切です。
例えば、がんの支払要件の中に上皮内新生物は含まれるか、心疾患や脳血管疾患はすべての疾患が対象かといったことなど、自身で想定している保障内容と実際の支払要件が合致しているかを確認しておきましょう。

支払回数を確認する

三大疾病保険の保険金の支払回数は、1回のみ、複数回、無制限などのタイプがあります。支払回数が無制限の保険なら再発や転移のリスクにも備えられますが、保険料は高めに設定されている場合があります。
また、死亡または所定の高度障害状態で保険金が受け取れるタイプの三大疾病保険は、基本的に支払われる回数は1回のみで、以後の保障がなくなるタイプとなっています。

保障内容をしっかり理解して三大疾病に備える

三大疾病保険は保険会社によって定義が異なりますが、日本人の死因の上位を占めるがん(悪性新生物)、心疾患、脳血管疾患に備えられる生命保険です。ただし、保険商品によって保障内容は大きく変わるため、加入時にはしっかり比較検討することが大切です。
三大疾病保険の選び方がよくわからない場合は、保険会社やFP(ファイナンシャルプランナー)などに相談してみることをおすすめします。

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保険に関する監修

森島静香
FPサテライト株式会社所属。京都出身、大阪在住。人材紹介会社勤務。キャリアカウンセラーとして顧客の転職活動を支援中。中立の立場で顧客の相談に乗る中で、お金に関するより専門的な知識を身につけたいと考え、FP資格を取得。プライベートでも2児の母として、育児を経験しており、顧客目線でわかりやすい情報を届けるFPを心掛けている。
所有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士、TOEIC 925点

※この記事はほけんの第一歩編集部が上記監修者のもと、制作したものです。
※記事中で言及している保険に関して、当社では取り扱いのない商品もあります。
※文章表現の都合上、生命保険を「保険」と記載している部分があります。

(登)C22N0148(2022.8.19)
(登)C22N0307(2023.3.28)

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